★ローシャムパーク
4月16日・中山9レース 山藤賞 3歳1勝クラス 芝2000m
過去3走でも内容の濃いレースで好走していたが、未勝利戦勝利後で初の右回り中山コースと、条件替わりであったが圧巻の走りを披露した。未勝利戦は早め先頭で4馬身差の快勝であったが、残り4Fから12.0-11.4-11.5のラップを刻み、後続を寄せ付けなかった。東京コースであったので中山で同じレース運びが出来るか注目をしていたが、予想を遥かに上回る結果であった。中団から運び、残り5Fから動き出し、11.2-12.0-11.9-11.5とハイラップを刻み7馬身差の圧勝であった。まだまだ余裕を感じる走りは、今後重賞でも好勝負が可能だ。ダービートライアルに参戦してダービーを目標にしても面白い存在になりそうだ。
★ディオ
4月16日・阪神11レース アーリントンカップ GⅢ 芝1600m
未勝利戦勝利時の内容と勝ちっぷりが良く、前走スプリングSでも期待していた馬。差のない5着に敗れたが、距離延長にも対応した。今回は走り慣れた阪神コース1600m戦で期待をしていたが、終始内々を回り、直線でも前が空かず躓く場面もあり5着に敗れた。強引過ぎた騎乗もあり、狭くなる場面が多くスムーズな走りが全く出来ず、実質100m程しか追えていない状態であった。ゴール前ではまた伸び返していて、スムーズなレースが出来ていれば際どい勝負になっていただろう。5着と数字だけ見ると狙い辛いが、敗因がハッキリしており、使い詰めで間隔を空けてくるかもしれないが、好状態をキープ出来れば、次回は絶好の狙い目となる。
★カルド
4月16日・福島3レース 3歳未勝利 ダート1150m
ダート1400m戦を3走し、良い結果が出ていなかったが、距離を短縮して激変の走りを見せた。ディスクリートキャット産駒で距離短縮が好走の要因であるが、先行馬が上位を占める中、後方から素晴らしい脚を繰り出し3着に追い上げた。上位入線の馬よりも0.7以上速い上がりを使ってのものであり価値がある。特に残り100mからの剛脚は凄く、12.1-12.8とラップは落ちていたが、6馬身程差を詰めていた。もう少し展開の助けがあれば突き抜けていただろう。次走以降は距離延長となると不安はあるが、未勝利脱出は時間の問題であろう。
★アセンダント
4月17日・福島9レース 4歳以上1勝クラス 芝1200m
過去は好走と凡走を繰り返し、展開に恵まれた際に馬券内という扱いが難しい馬であるが、今回のレース内容は見所十分であった。先行争いが激しく、前2頭が大きく敗れているが、3番手を追走し直線で先頭に立った。ラストラップが1秒落ちる差し馬有利の流れであったが、2着に踏ん張った。勝ち馬と3・4着馬は4角10番手以降から、外を差して来てのもので、上がりで1秒近く劣ったが先行馬で唯一上位に頑張っていた。この走りが出来れば連続好走も期待出来そうだ。次走も福島1200m戦に参戦ならば狙ってみたい1頭である。
★アンティシペイト
4月17日・福島11レース 福島民報杯(L) 芝2000m
昨夏にオープン入りし、11月のアルゼンチン共和国杯で2番人気に推されながら8着に敗れ、その後の重賞でも2桁着順が続いていて、重賞の壁に跳ね返された形となっていたが、今回は初プリンカー着用と、距離短縮で一変の走りをし勝利した。後方追走から向こう正面で進出し、4角先頭から5馬身千切っての勝利である。ローカル重賞と引けを取らないメンバー構成での圧勝劇は見事であった。ブリンカー効果なのか、距離短縮が好結果に繋がったのかはわからないが、再び重賞戦線で期待が持てるレース内容であったのは間違いない。国枝厩舎管理馬で今後も目が離せない存在だ。