★ミストレス
10月26日・東京11レース アルテミスステークス(GⅢ) 2歳オープン 芝1600m
東京マイルの重賞に素質馬が揃い、底力を問われる舞台でポテンシャルと将来性を見極める舞台となった。フォーエバーヤングの弟・ブラウンラチェットが快勝したが、7番人気の低評価ながら2着に好走したこの馬を取り上げる。前走のメイクデビュー戦は新潟参戦でメンバーレベルは高くなかったが、17番枠から果敢に先手を奪い中盤が緩んだがラスト10.9-11.3秒で上がって6馬身差の快勝であった。新潟遠征後の中1週での東上と厳しい臨戦過程ながら、今回は古川奈穂騎手から同厩舎の先輩坂井瑠騎手に乗り替わり、最内枠を引いた事で再度の逃げ戦法に出て、ゆったりとした流れを作りながら折り合いスムーズに好走している。今回もラスト3Fを11.5-11.0-11.0秒と高速上りで、勝ち馬の決め手には屈したが、2着争いを制してポテンシャルの高さを印象付けた。2戦ともに逃げての好走で、揉まれた際に能力を発揮できるかは未知数だが、道中の折り合いやラストのキレを感じさせる走りから差すレースも可能であるのは確かである。厳しい臨戦過程でも今回賞金加算できたのは大きく、重賞路線への参戦が容易になっている。将来性豊かな素質馬で今後は差すレースを試して欲しい。馬群に入れるレースで好走が叶えば桜花賞やNHKマイルCでも面白い存在になりそうだ。
★ロジャリーマイン
10月27日・東京5レース 2歳新馬 芝2000m
クラシックを意識させる東京2000mのメイクデビューに好素材が揃い、GⅠ馬の母を持つ2頭に注目が集まりアパパネの仔アマキヒが初陣を飾ったが、レース内容は互角以上であった2着のロジャリーマインに注目する。勝ったアマキヒが先手を奪いスローペースに落として逃げ切ったが、スタート直後に他馬と接触しバランスを崩す不利があり、後方からの競馬となってしまう。折り合い面にやや不安を残しているため道中は最内に入れて我慢させ、3コーナー手前から馬群を縫って中団に進出を開始するが4コーナーでは射程圏に取り付くも大外を回らされてしまう。しかし直線で追い出されると逃げる勝ち馬目掛けて一気に差を詰め、残り100mで一旦捕えて前に出たがゴール前で差し返されてアタマ差の惜敗となった。楽に逃げていた勝ち馬がラスト11.6-11.3-11.1秒と加速するなか、外々を回りながら直線唯一猛追した脚は素晴らしいものがあった。厩舎コメントでは前進気勢が強い点がネックとなる雰囲気であったが、初戦の内容からはスムーズなレース運びであったという点でも評価できる。馬群でレースをした経験は大きく次走は確勝級の評価で問題ない。母マリアライトはエリザベス女王杯と宝塚記念を制した名牝ながら過去の産駒3頭は重賞制覇には辿り着いていないが、初戦のレース内容から将来重賞でも勝負になる素質馬が誕生したと感じ今後の動向に注目していきたい1頭である。
★タスティエーラ
10月27日・東京11レース 天皇賞・秋(GⅠ) 3歳以上オープン 芝2000m
ドウデュースの豪脚が目立った一戦であったが、9番人気で2着に好走し復調の気配を感じさせており、ダービーを制し3冠全て連対している世代屈指の実績馬の反撃が始まりそうだ。年長馬との対戦となった近3走は不甲斐ない走りで期待を裏切り低世代レベルのレッテルを張られてしまった。血統通り高速上りでのレースではキレ負けし、瞬時の加速力不足から不利を受けるケースもあった。早い仕掛けで持続力戦に持ち込むために外国人騎手の手腕頼みという雰囲気もあったが、今回は松山騎手に戻り馬体ととともに成長を感じさせる走りを披露している。好スタートから好位を確保しスローペースに恵まれたのも確かであるが、馬群の中でも手応えは抜群で直線に向いて外のリバティアイランドに進路を譲るロスはあったが、外に持ち出されると末脚全開で前を捕えている。ラストはドゥデュースの豪脚に屈したが、ラスト11.1-11.1-11.5秒の高速上りに対応したのは大きな収穫であった。以前よりカイ食いが良くなり+18キロの馬体重からも身が入ってきた印象がある。父・サトノクラウンは重馬場巧者で、母系も重たい血統背景で瞬発力不足が懸念材料であったが、成長とともにキレ味も出てきており今後の巻き返しに十分期待できる始動戦となった。今回の走りがフロックでなかった事を今後のGⅠで証明できるか注目だ。
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