★マディソンガール
11月30日・京都5レース 2歳新馬 芝1800m
13頭立てのメイクデビュー戦に評判馬や好調教馬が揃い、芝外回り1800m戦らしい好メンバーでの一戦となった。キタサンブラックの弟とリバティアイランドの妹の対決に注目が集まったが、3冠女王の妹・マディソンガールが素晴らしい走りで圧倒した。血統馬も揃っていたが、中間の追い切りでウッド5F53秒台以下をマークしている馬が両手に余る程の好調教馬が揃い、レベルの高い一戦であったのは確かである。中盤が大きく緩む新馬戦特有の流れでラスト3F勝負となったが、3番手追走から上がり33.0秒の最速をマークし完勝している。直線入口では先に抜け出した2着馬に2馬身程離され、レースラップも11.1-11.1-10.9秒と超高速上りのなか、残り200mから一気に捕えてゴール前は余裕十分に抜き去っている。ラスト2Fは推定で10秒台を続けており、姉譲りの加速力は素晴らしいものがある。中間の追い切りではまだ成長途上の雰囲気で、強い負荷は1本のみであったが、ラスト10.9秒のラップで逃げ込む2着馬を1馬身抜き去り、3着以下には5馬身の差を付けており潜在能力で圧倒した印象であった。姉同様の中内田師+川田騎手コンビが来年のクラシックに向けて好スタートを切ったと言える。まだ伸びしろも大きそうで今後の動向には大きく注目していきたい。
★セイウンハーデス
11月30日・京都11レース チャレンジカップ(GⅢ) 3歳以上オープン 芝2000m
長期休養明けで9番人気の低評価で展開も厳しかったが5着に善戦した。3歳時はダービーと菊花賞に挑み惨敗していたが、オープンに昇格した昨春は新潟大賞典2着後に七夕賞を制し今後の注目されていた実力馬であった。しかしその後は屈腱炎を発症し長期のブランクを余儀なくされた。今回は1年5カ月ぶりの出走で、中間も坂路とプールのみの追い切りで脚元と相談しながらの調整が続き、馬体重も+14キロと重めが残りで厳しい戦いが予想された。しかしレースではスタートから先団を余裕十分に追走して、4コーナー手前から大外を素晴らしい手応えで進出し、直線に向いたところでは敢然と先頭に立った。直線に入ると先行集団は馬群に飲まれ、中団から後方組が押し寄せる差し展開となり、直線半ばで勝ち馬に早めに交わされてしまうが、先行勢では唯一上位に踏ん張って5着に残っている。先着を許したのは道中後方待機組のみで、先行勢を完全に潰したレース振りは評価てきる。キャリア12戦で掲示板を外したのはダービーと菊花賞のみで、屈腱炎明けの今回を除くと2000m戦は4戦3勝、2着1回とパーフェクトの戦績を残している。仕上り途上でも好内容のレースを見せており、2000m戦なら今後も重賞で活躍が見込めそうだ。脚元と相談しながらにはなるが、出走に踏み切れる状態ならば問題ないと判断し、大きく狙ってみたい1頭だ。
★ペプチドナイル
12月1日・中京11レース チャンピオンズカップ(GⅠ) 3歳以上オープン ダート1800m
3番人気に推されながら同一年ダートGⅠ完全制覇を逃す5着に敗れたが、勝ちに行く競馬でラスト甘くなったもので悲観材料にはならない。2月のフェブラリーSを制して以降は、地方マイルGⅠで連続好走し充実期に入った印象であった。ラストランを迎える王者を逆転可能な存在で、過去には中距離にも実績を残しておりJRA・GⅠ連勝の期待は高まっていた。スタートからレモンポップをマークし、4コーナーで外から追い上げて直線叩き合いに持ち込めそうな勢いであったが、最内ピッタリを回った王者に並ぶ事はできなかった。過去には中距離に実績を残しており、1800m戦はマイナスとならないが、最大の敗因は距離延長戦と判断できる。一昨年の秋にオープン昇格して以降距離延長戦は今回で4度目となるが、1度も3着以内に好走していない。距離短縮時は3戦3勝、同距離でも1勝で地方GⅠで2度の好走があり、距離延長戦での不振が際立っている。今回もラスト1Fで脚が止まっており、小回りマイルコースを続けて使われた事で前半やや力んでしまった印象であった。馬は今回走る距離を把握しておらず、距離延長戦は近走のスタート後の走りを継続してしまう。レース全体の過去の統計でも距離短縮組が有利な傾向があり、賢い馬程距離延長戦には苦労するものである。今回の敗戦で評価を下げずに、2月のフェブラリーS直行を含めた距離短縮戦で、人気を落しているようなら狙って面白い。
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