競馬リポート

競馬予想サイト「優良」「悪質」を徹底比較!!
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★ハクサンチェイス
7月30日・新潟2レース 3歳未勝利 ダート1200m
今村聖奈騎手騎乗のメイショウアジロが、初ブリンカー+距離短縮で逃げて圧勝したが、この馬も味のあるレース振りで2着を確保した。2月デビューでまだ5戦のキャリアであるが、掲示板を外さない堅実さが魅力だ。前走3着の実績がありながら、今回もパドックでイレ込みと発汗が目立ち、見た目の悪さから6番人気に甘んじていた。しかしレースでは中団内々を進み、直線も狭い内から勝ち馬に劣らぬ末脚を使っている。気性が激しいタイプであるが、砂を被っても前進気鋭が薄れず、常に好内容のレースで上位を確保。少なくなった3歳未勝利戦だが、実力は確かであり勝利も近いはずだ。大きな馬体減がなければ、パドックでの悪癖には目を瞑って狙ってみたい。
★リヴァティアイランド
7月30日・新潟5レース 2歳新馬 芝1600m
新潟マイルの新馬戦に素質馬が揃った一戦となったが、中内田厩舎+川田騎手で1番人気に推されていた。ウッドの追い切りでもラスト11.1秒と破格の時計をマークしていたが、レースでも素晴らしい末脚での圧勝劇となった。平坦高速馬場でスローペースという条件はラスト3Fの時計が出やすいのは当然だが、10.9-10.2-10.9秒のレース上りを中団から楽に差し切り、上り31.4秒をマークした走りは、ポテンシャルの高さで他馬を大きく上回っていたと言って良い。見栄えのする馬体と豪快なアクションは半姉ロムネア以上の期待が持て、今後の動向に注目したい1頭である。
★ホウオウリアリティ
7月30日・札幌11レース STV賞 3歳以上3勝クラス 芝1800m
休み明けで大敗を喫し、中間の気配も良化途上の雰囲気であったが、低評価を覆す3着に激走した。過去走は先行・差しで上りがかかると上位に来るが、速い上がりの対応力に欠けていた印象であった。サウンドトゥルーの半弟で、父がモーリスに変わったがキレ不足を感じさせる過去走の走りで、展開に左右される面が強かった。しかし今回は、高速馬場で上りも速くなったが、後方からラスト34.0秒の脚での好走は今までにないものである。距離短縮にも対応し、中盤から11秒台後半が続くラップでの上り最速は評価したい。血統や馬格から時計のかかる馬場は向くはずで、滞在競馬を得意とし、次走も馬場悪化が予想される札幌での参戦ならば、オープン入りの絶好のチャンスだろう。
★ディナトセレーネ
7月31日・新潟6レース 2歳新馬 芝1400m
距離的にややレベルの低い新馬戦で、1番人気に推されていたが4着に惜敗した。高速馬場のわりにペースが流れず、4コーナーで3番手までにいた馬達が、そのまま流れ込んだ決着となったが、中団外々を追走し4コーナーでも大外を回して追い上げた内容は評価できる。内回りコースであったが、ラスト12.1-11.2-11.8秒と4コーナーでピッチが上がった。大外を回って差し切るのは至難の業で、差を詰めているが4着も仕方ない結果だろう。むしろ半馬身+クビ+アタマまで迫ったのは好内容と言える。血統的には上りの速い競馬よりも、前傾ラップでの力勝負に向きそうで、時計のかかる開催後半になれば、さらに高いパフォーマンスを発揮できそうだ。
★アバンチュリエ
7月31日・札幌10レース 札幌道新スポーツ賞 3歳以上2勝クラス 芝1500m
2勝クラスながら上を目指せる好素材馬が揃い、ハイレベルの一戦となった。ハンデ53キロは恵まれた印象もあったが、初めて先手を取るレース振りで2着に好走した。発馬から意欲的に出し、折り合いを欠きながらハイラップで飛ばし、ゴールまで全て11秒台でまとめている。直線に向いて加速するシーンもあり、レース内容は上々と言って良い。ゴール前でジネストラに寄られ、追えない場面もあり後続に詰め寄られてはいるが、初コース+経験のない逃げ戦法での2着は評価できる。元々差しで結果を残しており、脚質に幅ができた点もプラスとなるだろう。折り合い面に課題は残るが、能力は確かで今後に注目したい馬である。
★ラヴユーライブ
7月31日・札幌11レース クイーンステークス 3歳以上オープン(牝) 芝1800m
過去3回の重賞挑戦では全て2桁着順と精彩を欠いていたが、今回は6着ながらレース振りは評価できるものであった。滞在競馬で中間は意欲的に攻められ、高いポテンシャルを引き出せつつある。レースでは後方から直線だけで追い上げ、外を回りながら上がり最速をマークした。後半5F勝負の後傾ラップ戦で、展開の助けがなかった中、ラストの伸び脚は目立っており悲観する内容ではない。重賞以外では崩れておらず、相手関係や展開の助けが少しでもあれば重賞でも好走は可能だ。姉にラブズオンリーユーを持ち、馬体重も徐々に増え成長力にも期待が持てる逸材だけに、負荷をかけた追い切りで変身する余地は残されているだろう。次走以降も人気薄での出走であれば狙ってみたい1頭である。

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