★ヴィブラツィオーネ
4月2日・中山5レース 3歳未勝利 芝2000m
前2走で先行決着レースを後方から差し込んで3・2着と勝利に等しいレースをしていたが、今回は横山武史騎手への手替わりで、先行して圧勝した。2着以降に3馬身差を付け、同じく先行した馬が沈むなか唯一押し切った内容は完勝であった。また上がりも12.0-11.7-11.6と加速ラップでゴールしている事から余裕すら感じられた。追い切りの動きにも成長が伺え、相手が強くなっても十分通用しそうな馬。未勝利勝ち直後だが状態を維持出来れば、人気にならないであろう次走は絶好の狙い目でしょう。
★タイセイスラッガー
4月2日・中山9レース 千葉日報杯 2勝クラス ダート1800m
とにかく先行してしぶとい馬。前走でも中盤が速い流れで、失速していく先行馬が多いレースとなったが、2着に踏ん張った。今回も先行馬には厳しい流れで、この馬以外で5着以内に来た馬は4コーナー2桁の通過順位であった。ラスト徐々にラップが落ちる厳しい展開でも3番手追走から踏ん張って3着は立派だ。こういうペースが向くのかも知れないが、もう少し前が有利な展開になれば確勝級の馬です。2勝クラス突破は時間の問題でしょう。
★アップデート
4月2日・阪神9レース アザレア賞 3歳1勝クラス 芝2400m
前走は11番人気ながら上がり11.5-11.2-11.7を中団から、最内を抉じ開けて差し切り、今回も注目していた1頭であった。3着に敗れたが、アタマ・クビ差で悲観するものではない。しかしラップ検証をすると不可解な点が見えた。1・2着馬よりも後ろに位置していたが、直線半ばで抜け出し、一旦は先頭に立ったが差し返されての3着という内容だ。しかし上がりは1・2着馬を上回っている…仕掛けが早かった結果だろう。11.3-11.1-11.6のラップからも、一気に抜け出す瞬発力に優れた馬だけに、脚の使いどころ一つでの敗戦と思える。距離短縮が良い方に出そうなだけに、次走2000mくらいの距離で確勝だろう。
★レインカルナティオ
4月3日・中山11レース 美浦ステークス 3勝クラス 芝2000m
6走前にダートを使ってから走りのバランスが良くなり、激変傾向にある。1勝クラスで足踏みしていたが、芝に戻ってからの3戦は先行決着レースを、後方から差し込み1・2・1着と大変身を遂げた。展開が不向きであっても上位に来れる馬は、そのメンバーの中では能力が抜けていると見ていい。格上げとなった今回も先行決着で、差し馬には厳しい流れであったが、上がり最速でクビ・ハナ差の3着まで猛追した。中山コースでの好走が続いているが、本格化した今なら他コースでもやれていい。今後も追い続けたい1頭だ。
★キタノセレナード
4月3日・阪神1レース 3歳未勝利 ダート1800m
前走の末脚も強烈だったが、今回はスローペースで後方の馬には出番がなさそうな展開で、4コーナーで3頭並びで直線を向かえ、そのまま決着しそうなレースであったが、後方から大外を追い上げ勝った馬に半馬身差まで迫った。他馬よりも上がりで1秒以上速い脚を大外を回って繰り出したのだから、能力は間違いない。未勝利クラスに居る馬ではないと思うので、相手関係にもよるが、もう少しテンが流れる展開ならば突き抜けて不思議でない。
★サイード
4月3日・阪神5レース 3歳未勝利 芝1600m
休み明けの前走で馬体重を10キロ増やし、最後方から上がり最速で内容は良かった。今回も最後方に構え、直線は大外に出す競馬。勝ち馬には及ばなかったが、11.7-11.4-11.8の上がりを2着まで追い上げた。先行馬が上位を独占する中で、唯一追い込んで2着には価値がある。以前は先行していたが、ここに来て脚質転換をしてきた成果が出ていると思われる。距離延長にも対応出来たので折り合いにも不安はなく、次走はある程度人気に推される可能性もあるが、高配当を演出出来る穴馬として取り上げたい。