★ジュンブロッサム
10月19日・東京11レース 富士ステークス(GⅡ) 3歳以上オープン 芝1600m
マイルCSの前哨戦として現マイル路線のトップクラス2頭が参戦していたが、新星誕生とも思える走りで快勝している。現状マイル路線は絶対王者不在でトップクラスは停滞が続いており、今回もGⅠで上位争いを続けるソウルラッシュとセリフォスが参戦して支持を集めていた。レースは中盤が緩みラスト3Fが11.5-11.2-11.3秒の決め手比べとなったが、終始外々を回りながら直線一気の末脚で伸びてソウルラッシュに1馬身差を付ける好内容で重賞初勝利。前走の関屋記念でもスタート難があって最後方付近からの競馬となったが、前・内有利な馬場と展開ながら外から上がり32.5秒の脚で3着まで追い上げており、鋭い決め手は重賞級のパフォーマンスを示していた。今回はスタートを五分に出て中団をキープ出来たのが大きかったが、直線でも内に刺さり気味ながら豪脚を発揮しており、強敵相手に快勝した内容はGⅠでもと思わせる走りであった。ナミュールやセリフォスと同世代の5歳馬であるが、GⅠ出走歴はなくマイル路線に新星誕生と今後に期待を抱かせる走りであった。京都マイルコースも3勝クラスで3馬身差の圧勝を決めており、マイルCSの舞台も問題ない。GⅠの舞台で停滞が続くマイル路線の勢力図を一気に改める快走に期待できそうだ。
★スナッピードレッサー
10月20日・東京4レース 2歳新馬 ダート1400m
土日に行われたメイクデビュー戦はインパクトのある走りで初陣を飾った馬が多く、ジャスティンパレスの弟・キングノジョーや1200m戦で大差勝ちをしたフェデラーも今後の注目馬となるが、驚愕の走りを見せた外国産馬を取り上げる。祖母が米重賞勝馬で母の弟には米GⅠ覇者がおり、父・ユニオンラグズは脚元の不安で3歳時に種牡馬入りしたGⅠ・2勝馬で、米国でGⅠ馬を多数輩出している筋金入りの北米型のダート馬である。道中は中団のインで揉まれながらの砂を被っていたが、直線入口で馬群の切れ目から外に出されると追い出しを我慢する余裕を見せ、残り300mから仕掛けられると一気に先頭に立ち、後続との差を大きく広げる大差勝ちを決めている。ダート戦ながらラスト2Fが11.7-11.7秒と速くダートの短距離デビュー戦で中団から差して2.2秒差の大差を付けるのは非常に稀なものだ。時計的にも1勝クラスと互角で、まだ余裕ある走りから時計の短縮は確実に計算できる。米国産馬特有の早熟という懸念はあるが、父は中距離GⅠも制しており走りを見ても距離の融通性は十分にありそうだ。初戦で揉まれて砂を被る経験をしているのは今後の収穫にもなっており、現2歳世代の大将格になれる可能性を感じさせている。今後の成長も必要であるが、来年の3歳ダート路線での活躍は勿論、ゴドルフィン所有馬だけにフォーエバーヤングに続く米国クラシック参戦まで視野に入りそうな衝撃のデビュー戦であった。
★ショウナンラプンタ
10月20日・京都11レース 菊花賞(GⅠ) 3歳オープン 芝3000m
アーバンシックの成長力やヘデントールのポテンシャル、武豊騎手の積極的なレース運びには先着を許す4着に敗れたが、前走に続いて成長を感じさせる走りを見せ今後に注目したい1頭である。春までは折り合い難が目立ち成績が安定しなかったが、青葉賞2着などポテンシャルの高さは感じさせていた。ひと夏越した前走の神戸新聞杯は展開不利で3着止まりであったが、スタートから折り合いが付き内々で脚を溜める以前とは見違える道中から、直線でも馬群を捌いて上り最速をマークする成長を見せていた。今回は距離延長戦でまだ危うい印象もあったが、道中は馬群に入っても折り合いが付きスムーズな追走から、直線入口では抜群の手応えで馬群を縫って上昇し先団を捕えそうな勢いを感じさせた。直線は距離が影響してかやや決め手を欠いた印象も上位入線馬の中では一番内を走っており、馬場差で伸び負けしたようにも感じた。厩舎と鮫島駿騎手が素質馬の欠点を改善する取り組みを続け、春とは馬が一変している雰囲気にある。重賞はまだ未勝利であるが世代トップクラスの能力は確かで、今後の重賞路線で主役になれる器である。キズナ産駒でパワーも兼備しており、過去の戦績通り直線平坦コースよりも坂のあるコースがより良さそうだ。世代トップクラスとは戦績で劣っているが、古馬になってからの巻き返しも可能で今後の躍進に注目して行きたい1頭である。
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