既走馬相手のデヒュー戦となったが、後一歩及ばずの４着と健闘した。初のレースで最内枠はダート戦では不利であろう。スタートで後手を踏み道中は内々で砂を被りっぱなしの追走となった。向こう上面から最内を進出し、馬群を捌きながら４コーナを迎え大外を伸びて差のない４着であった。初めてのレースで思い切り砂を被りながら馬群を縫って上昇と見応えある走りであった。ゴール前の脚は一番良く、初戦での経験が次走に活きるはずだ。高木厩舎であり、次走もダート戦だろうが、東京コースならさらに上位が狙える。相手次第で勝利も予感させる初戦の内容であった。

デビュー戦であったが、ノーザンファーム生産・キャロットファーム所有で国枝厩舎にルメール騎乗と期待が大きく１番人気に推された。スタートがあまり良くなく中団外を追走し、１コーナーではやや気性の若さを見せ、向こう正面でもズブさが目立ちルメール騎手も促していた。平均ペースで進んだが４コーナー手前から外々を追い上げ、直線で一杯になりそうな手応えであったが、坂を登ってから一気に抜け出し快勝した。時計も悪くなく、ラストも加速ラップでゴールしていて初戦内容としては合格点だ。馬体に緩さがあり気性も幼さが残るが、能力は十分で１勝クラスに上がっても注目出来る馬です。

後方内を追走し上がり最速で６番人気ながら３着に好走した内容は見所十分であった。直線では前がやや壁になり、追い出しが遅れたがレース上がりラスト11.3-11.6-11.6で勝ち馬が抜け出したが、残り100ｍからの追い上げは凄かった。ラスト１Fが11.6の速いタイムだが、100ｍで３馬身は差を詰めただろう。ゴール前のの脚は際立っていた。やや重馬場で末脚を削がれた近走であったが、未勝利勝ちの時はラスト12.1-11.5と0.6秒も加速ラップで差し切っており、今回のレースではこの馬の能力の高さが示された。次走も1200ｍ戦に出走ならば狙ってみたい１頭です。

過去に東京コースで大外一気の２着があり、直線全く追えず躓く不利が応えての敗戦もあり、未勝利から脱出出来ていないが能力を評価していた馬。休養前は折り合いを欠き大敗していたが、休み明けの今回は折り合える事を前提に注目したいた。好スタートを切り先行したが、全く折り合えず直線では早めに失速と能力の高さを活かし切れていない現状だ。近走の着順だけ見ると買えない馬であるが、敗因は明確である。次走は好走歴のある東京コースでの出走となりそうで、距離短縮の1400ｍ戦に参戦すれば大穴候補として狙ってみたい。条件が揃って折り合いさえ付けば高配当を演出する可能性を秘めた馬です。

短距離界の新星が出現したと思わせるレース振りで、1200ｍ戦を３馬身差を付け圧勝した。デビューから６戦で４勝を挙げオープンに出世した素質馬であるが、勝利は小回りコースや平坦コースで先行して抜け出すタイプであった。兄弟馬はダートで活躍していて、この馬も一本調子の先行馬という印象で、オープンに上がってからは掲示板がやっとのレースが続いていた。春雷Ｓはハンデ53キロに恵まれた気もするが、５番手追走から１分６秒台で駆け抜け、ラスト11.2-11.3-11.1と素晴らしいラップで勝利した。加速ラップでのゴールでまだ余裕すら感じられる圧倒的な勝利であった。急坂を克服し、差すレースが出来たのは大きな収穫で、レース内容を含めて今後1200ｍの重賞でも好勝負可能な逸材だ。

デビュー戦を快勝し、２戦目のエリカ賞で人気を集めたが、先行馬には不利な展開で６着に敗れていた。休み明けの今回は川田騎手に戻り、素晴らしい走りを披露し圧勝した。前半はやや緩いペースで流れ、残り1000ｍを全て加速ラップで推移した流れを内々４番手を追走。持ったままの手応えで、直線は前が空くのを待って追い出し、２頭の間を突き抜けてラストは流していたが、11.6-11.1と驚異的なラップであった。中内田厩舎は休み明けで走る馬が多く、次走も同様に能力を発揮出来るかはわからないが能力の高さは間違いないだろう。オークス出走となると乗り替わりになるだろうが、東京コースでの上がり勝負なら面白い存在になるだろう。